人を応援する事

スタジアムグルメ 日記一覧

僕はサッカーが好きなのですが、今まで特にサポーターになったり、試合会場に向かうことも少なかったのです。
そもそもサッカーIQが低く、90分試合を楽しめないということも大きい理由です。
観るならやっちゃう方に頭と体が向くんですね。
そんな僕が今シーズン毎回観ているチームがある。それが山口にあるJ2のレノファ山口というチーム。
別に山口に特別な思い入れがある訳でもなく、正直去年までチーム名すら知らなかったくらいです。

応援する様になった理由として知り合いになった大学生がこのチームに入団したからという理由。そんな彼とのエピソードです。
彼との出会いは2年前ほど、息子がサッカースクールに通っていた時に彼がコーチとして教えてくれていたことがきっかけ。
正直サッカースクールとは名ばかりで、小学校の体育館でサッカー未経験の子供たちが遊び感覚でわちゃわちゃやっているというもの。
そこでコーチをやっている彼。背が高くがっしりしている。子供たちにも笑顔で優しい、物腰も柔らかい。おそらくサッカー経験者の大学生がアルバイトでやっているんだろうなーと思っていました。一度僕がいない時に付き添いにいった妻から聞いた話で、コーチも優しいし、できないことを無理にやらせてない感じだよ。とのこと。
余談ながら妻は運動を、全くしない。運動神経がない訳ではないのだが、汗をかく意味が分からないという哲学の持ち主。
そんでもって軟弱な息子に対して無理強いで運動をさせることもしたくないといったご様子。
そんな彼女が安心しているので、僕も少し気がホッとした。僕自身サッカーを始めたのが中学生の時で遅咲きだったので、もっと早く始めたかったということと、スポーツをすることで自信も得たし、やりがいが生まれた。何よりこの年になっても友だちが増えるといったことで息子にはスポーツを通じて人生を充実させてほしいという思惑がありました。
まず、その関門は突破したようだ。
仕事の都合も何とかつけられるようになって、サッカースクールの付き添いは僕が行くことになりました。
自分もサッカーをやっているので、子供たちが遊んでいる間自分もボールを蹴ったり、筋トレしたりとしていました。子供たちの練習が終わった後に彼に声をかけました。

僕「大学生?今もサッカーやってるの?」
彼「はい、大学でやってます。」
僕「部活?俺もサッカーやっているんだよね。」
彼「はい、部活でやってます。
そうですよね、ボール蹴ってるのみてそうだろうなって思ってました。」
僕「そうなんだよね、最近週二回位やっていて調子いいんだよね。
へー、部活でやってるんだ、凄いね。どこの大学でやっているの?」
といいつつ、俺は動けるんだよっていう訳のわからんマウントをとり、きっとバイトで教えてる位だから一軍とかじゃないんだろうなと勝手に決めつけると僕。
彼「はい、順天堂大学ってところで、一応キャプテンやってます。」









「☆☃♯%%¥*⁉️!(◎_◎;)??」
一気にマウントがひっくり返されました。
順天堂は大学サッカー界では超名門で、しかもそこでキャプテンをやっているとのこと。
しかもそんなやつが子供にも優しく、物腰が柔らく、一応キャプテンやってますなんて、、、。一応じゃできないだろ、順天堂でキャプテンなんて。。。

無用な自己アピールでマウントをとろうとしていた自分との人間性においても完全にひっくり返され勝手にボコボコにされている僕。

まあ、そんなこんなから彼の大学の試合を観に行ったり、ご飯を一緒に食べたり、気分転換に遊びに一緒にいったりとしながら信仰を深めていきました。

この前試合を観に行った時も連絡したら返事もすぐ返してくれて、こちらに気づいて手を振る位の好青年。

応援に関して、人の応援をしている暇があったら自分のやることをやれと言う意見もあるのは事実ですが、個人として尊敬できる彼を純粋に応援したいと思ってます。
そしてそれによって得られる副産物も大きいのです。
自分が頑張る原動力になる。チームも好きになる(好きなものが増える)。横のつながりが増える。

だからこれからも彼と所属するチームを応援し続けたいと思います。
スタジアムグルメ上手いし。

では皆様にとっても今日が良い1日であったことを願って寝たいと思います。

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