さて、今日はこのブログを書くきっかけとなった一冊の本について僕が実践したことを書いてみたいとと思います。
本のタイトルは「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」です。
著者は八木仁平さんという、若人。自己理解を世の中に広めて夢中な人を増やしたいということが本人のやりたいことだと気づき、やりたいことを事業化し成功しているいわば体験者。
どうせ成功している人が書いている本だから後付け論で、一握りの成功者がお書きになっている自慢本なんでしょ?とじゃあ何で買ったんだというつっこみを自分で入れながら猜疑心に満ちたまなざしでページをめくってみました。。。
結論から言うとメッチャおすすめです。何より読みやすいし、この本の目的が読んでいる人の自分理解を具体的に進めていくというところがあって自分なりの回答が得られるのが大きなメリットですね。
世にはびこる”自慢本”とか”すげーけどこれってこの人自体がすごいんだよな。。。”的な本とは一線を画す内容でした。自己肯定感の低空飛行を続けてはや10年。いつ離陸するの?できるの?状態の僕にとって本当にありがたい一冊でした。
いい歳にもなってやりたいこととか、自分のビジョンがないとかを今更恥ずかしいと思っている人がいたら、是非お勧めしたい!!合わせて周りにバレないようにカバーを書店でしてもらうこともお勧めしたい!(うっかりカバーを忘れた僕は電車で少し気後れしてしまいました )
やりたいことという響きに青臭さを感じてしまっている人も多いと思いますが、おそらく今の中年以上の人は自分のやりたいことと本当に向き合えることがちゃんとできている人ってそんなに多くないんじゃないかなって思います。
団塊の世代の人(芸人だと漫才ブームの人たちツービートとかB&Bとか)は高度経済成長期まっしぐら、終身雇用当たり前、働き盛りにバブリーダンスと時代と世代のレールに乗っていればもはや青春を謳歌しきっている時代。
ベビーブーム世代(芸人でいうとナイナイさんあたり)は倍率が率が高くなり受験競争,バブル経済からのまさかの崩壊、リーマンショックなどを経て何とか生き延びてきた世代。
僕ら40代は情報が多様化する前に多感な時期を過ごしファッションや文化にも一定の答えのあった時代。流行り廃りが激しくてたまごっち、エアマックス、ギャルギャル男、キレイメなどそれら以外は異端児扱い。
また就職氷河期を迎えてやっとこさ就職したものの会社は終身雇用が崩壊しつつあり、成果主義の評価制度を採り入れ答えを自分で探さなくてはならなくなったという一番あおりを食らった世代。
中年以降はもはや世代の置かれているレールに乗っていても満足感は得られず、かといって自分のやりたいこと、意思を磨き上げることをする機会もそんなに多くはなかったと思います。情報が爆発し、ツールも揃ってきた現代にとって自分に対して理解していないとそれらを扱って今後の人生を自分でデザインしていくことは難しいはずです。だからこそこの本は自分にとっての羅針盤や目的地、そこに至るまでの交通手段を自分で探すことができる第一歩になると思いました。
ついつい長くなってしまいましたが、この”自己理解”なるもの、僕なりの解釈でに言葉にすると自分の特徴や特性を理解して自分に合った方法で生きていきましょうというもの。「やりたいこと」がない人がいるわけでなく、「やりたいこと」の正しい見つけ方を知らない人がいるだけといった彼の考えのもと、自己理解するための公式「自己理解メソッド」を紹介しています。
ここでは自分なりに自己理解を実践してみた感想と心境の変化を実例を用いながら紹介していこうと思います。
<やりたいことの構成>
①大事なこと ②得意なこと ③好きなこと この三つを浮き彫りにする。
大事なことは価値観。得意なことは才能。好きなことは情熱といった言葉にそれぞれ置き換えられます。
<やりたいことの定義>
大事なこと(価値観)と得意なこと(才能)が重なっている部分がやりたいこと。
本当にやりたいことはそこに好きなこと(情熱)が重なっているもの。
それらを具体的なワーク(質問)に答えながら具体で言語化していくことで本当にやりたいことを見つけるというものです。
僕の場合、ワークをするまではこの三つのうち➂は分かっていたものの、①、②に関しては全く言語化できませんでした。自己肯定感が低かったこともあるし、小さいときから自分で決めることが苦手で自分の価値観などないと思ってました。これといって飛びぬけて得意なこともない特徴のない人間だと思っていました。
でもこのワークをやった結果自分の価値観や得意なことが分かってきました。
ワークをした結果が出たものが下記です。
<大事なこと(価値観)ランキング>
・可能性→他者貢献→優しさ→情熱→集中→自律
<得意なこと>
〇 自分が主導権を持っていることに対して、人に説明し同意を得ること。
〇 全体感を分かりやすくみんなに共有すること
◎ 人当たりがよくて誰にでも分け隔てなく接することができるところ。
◎ 大事だと思ったことに関しては時間を惜しまないで取り組めるところ。
◎ 人の長所を見ているところ
◎ 素直で、信じた人の言うことを実践してみるところ。
◎ 他人からの期待を感じ、自分のモチベーションにできるところ。
〇 人間関係の問題を相手の感情へ訴えることができるところ。
◎ −の状況からあるべき状態をことを実現させようとするところ
◎ 仲間を助けること、身近な人のために行動できること。
〇 人と話してよいコミニュケーションをとることができる。
〇 納得がいったこと、クリアになったことに関しては一心不乱に取り組めるところ
〇 人の長所を引き出すこと
〇 自分の感情の反応を分析すること
〇自らの不幸話もネタにしてしまうところ
こういった感じでした。
大事なことの「可能性」「他者貢献」得意なことの「◎ 人の長所を見ているところ」「〇 人の長所を引き出すこと」「〇 自分の感情の反応を分析すること」が重なった部分がやりたいことが見つかってきました。僕のやりたいことは「自己肯定感の低い人が自分なりのスポットライトを作ることの手助けがしたい。」ということで、好きなことの自分の感情の反応を分析し文章化することを重ねた結果ブログという手段が自分に向いているのではないかという結論に至ったことがブログを始めるきっかけとなりました。そして実際ブログを開設してみました。機械系は弱いのですがやりたいことをやっている手段なのでブログ開設も苦になりませんでした。
ふ~、、大分長くなりましたがこれが僕が実践した結果と行動に移したことにです。
実際の行動に移せなくても自分を客観視するだけで自己肯定感は高まりますし、今やっている仕事の中で三つの輪が重なるところを見つけて手段化していくと自分に納得感を持って仕事をすることができました。現にぐーたらなダメ中年の僕が、明日仕事が早く、お酒も飲んで運動もしたクタクタの体で深夜1時まで記事を書くことができたのもこれがやりたいことにつながっている証拠です。
読みやすく、気軽に読める本なので本当にお勧めでございます。
長くなりましたがご精読ありがとうございました。読んでいただいた皆様が充実した日であることを祈念しながら寝ます。お休みなさいませ。
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