やる気に頼らない方法を考えた(一年間の振り返りPart2)の巻

アンニュイな感じ やる気の絞りだし方

さてさて、1年間の振り返りPart2な訳です。  

一週間に一度更新するといったのにも関わらずもはや一か月経つという。。。

時の流れは速いものです。

前述した通り、何とか1年間を少し成長した?形で終えることができそうなので、その中でも今回はやる気に頼らない方法についてつらつらっと書いていきたいと思います。ブログのカテゴリで「やる気の絞りだし方」とか言っているくせに、、、ついにやる気を出すことを諦めたわけです。。。 

無理をしないで楽しみながら日々を楽しんでいければなぁと思った次第です (とはいえ僕もまだまだ十分に行動できてませんが)。

【やる気がなくても行動できる方法】

①「やる気」に対しての考え方を変える

②人の力を借りる

基本的にやる気がなく、いかに楽に成果を出したいと悩めるダメダメ中年な僕はやる気が無くても行動できる方法に思考を巡らせました。それが上述した☝︎①、②でした。

また下に紹介するプロゲーマーもときどさんの本も非常に参考になりました。ご本人の名誉のために補足しておくと、ご本人は日本のトップレベルにあるプロゲーマーさんです。決して楽して成果を出すといった類の話ではないですが、冷静に自分やゲームのことを分析してどういった努力が必要か考えて行動に移すまでの過程が非常に参考になりました。

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【やる気に対しての考え方】 

やる気とは「心のエネルギーの一部」 ・やる気と行動は別物 ・やる気はボーナス

「やる気」って何なの?「心のエネルギーの一部」         

一口に「やる気」と言っても定義付けが難しいですよね。とはいえ定義付けで迷っていたら先に進まないので、ここでは紹介したときどさんの「努力2.0」から言葉を借りてやる気=「心のエネルギーの一部」と解釈して話を進めていこうかと思います。

「やる気」は精神的に意味合いが強く、それらは無限にあるものと誤解されがちです。やる気を意味ある形で具体化していくためにも集中力や体力、時間の使い方などが必要になってきます。それらは有限のものでそれらと一体となって効果を発揮する「やる気」も有限なものと捉えた方が良いと思いました。貴重な資源をセーブするためにも無駄にやる気を頼りにしないことは行動する上で非常に重要な要点なのではないかと思い至ったわけでございます。

やる気と行動 

さてやる気の定義付けができたところで、今度は行動との関係性です。  

やる気はあくまで心の状態なので、わかる形で表現しないと他人には伝わりません。ダイエットなど自分の中での目標でも食事を制限するなどの具体的な行動にしないと達成しないですよね。

言葉や態度、実際の行動でどうやって表していくかが大事な訳です。 

またやる気がなくても習慣的な行動(歯磨きとかお風呂とか)はできるので「やる気」と実際の行動は別と捉えることも重要だと考えました。

僕の経験上何度か上司や先輩に「お前やる気あるの?」って言われたことがありましたが、それは彼らが望んでいる仕事を伝わる形で僕が表現できてなかったことが問題で、実際やる気があるかどうかはどうでも良かった気がします。

やる気はボーナス 

  

さてさてやる気とは何か、やる気と行動は関係ないとしたところで。次はやる気の位置付けです。 

ここまで反やる気主義的なポジションでいた訳ですが、僕個人としてはやる気があったに越したことはないと思ってます。それはメリットとして、気分が高まる、行動が楽しい、どんどん行動ができるなどなどのやる気のもたらすメリットを過去感じたからです。 

でもこれってやる気があったから手に入った状態なのでしょうか? 気分が高まるのは行動した結果が上手くいったからだし、楽しいのも自分の中で手応えがあったから、行動力もやってることが間違ってない、早く次のアクションを起こしたい!と思うからでこれらは後から付いてきたものなんじゃないかな?と。    

過去やる気があった状態のメリットだけに目を向けてしまうとやる気=素晴らしい、やる気が無いからダメだ🙅‍♂️となってしまいますが、ここに囚われ過ぎてしまうのは凄く危険だなと自分を振り返って感じました。 なので、あくまで「やる気は後からくるご褒美」位にしておいた方が良いのではないかと思った次第です。

【人の力を借りる】

・「何をしていいのか分からない」をなくすための聞き方と順序。

・いいチームの前提条件

・モチベーションの高い人を見つける

さてさて、やる気に頼らない考え方と行動が重要ってことが分かってきたところで、僕の中のダメダメ中年が「じゃあどうやって行動するんだよっ!」と悪態をついてきました。 

そんな時に大事なことがこの「人の力を借りる」です。

行動できなくなるポイントはいっぱいありますが、僕の経験の中で頻繁にあったのが

「何をしていいのか分からない」です。  

僕が前部署にいた頃、プロジェクトを進めるにあたってこの状態に陥りました。何となくやるべきことはわかるんだけど、どうやって進めていいかわからない。そうこうしている間に、あれっ?俺の考えって合ってるんだっけ?と不安になり結局行動ができないということがほぼ毎日でした。

もうこうなったら人に聞くしかないって思うのですが、「人の力を借りる」には重要なポイントがありました。それが「何を誰に聞くか?」です。そして「聞き方の順序」です

これって至極当たり前のような気がするのですが、ところがどっこいこれをきちんとできている人は意外と少ないということに気づきました。 よくあるパターンは気の合う同僚と話していて、同じ立場の人に壁打ちして自分の考えが正解か確認して安心しようとするやつです。これは話す相手と順番が合致してません。

まずは自分がどの段階でつまづいているか理解して、一番良い相談(協力)相手に端的に聞きに行くということが重要です。実際にあるプロジェクトで僕が人の力を借りた簡単な図式がこんな感じです↓

やるべきことは「利益率を上げる」ということです。ですが問題点がいくつかありそうで焦点が絞れない。その時に聞きに行く人は直属の上司です。なぜなら上司は部下に効果的に仕事してもらうことが彼らの責務だからです。ここではやるべきことと現状の課題認識の確認のためにこのように聞きに行きました。

「プロジェクトの利益率を上げるために一番効果が大きい注文方法の問題ををテコ入れしたいのですが、改善するために誰に聞いたらいいですかね?」

って聞くと、僕が一番効果の大きい問題を注文の仕方と捉えている分かるので、共通の課題認識が達成できます。もし上司が課題を深堀りしたければ「何でそれが問題だと思うの?」と必ず質問をしてきます。〇〇したいってことを伝えるだけでやる気も伝わるし一石二鳥です。聞くは一時の恥、聞かぬは何とやらってやつですね。そしてそのタイミングも早ければ早いほどいいです。上記のように雑談ベースで話すのもプロジェクトの初期段階で、時間がたってからではまだ何にも進めてないのか?と逆効果になります。

いいチームの前提条件

この聞き方はやる気のない僕がどうやったら自分が楽に仕事ができるかという邪な考えから考案をしたのですが、ここにいいチームの条件が入っていたことに気づきました。

それがビジョンの共有(やるべきこと)と共通の課題認識(解決すべき問題)です。

・ビジョンの共有 =利益率を上げること=会話の中で「〇〇したい」という表現を使う。

・共通の課題認識 =注文の仕方を変えること = 「ここを改善したい」という表現を使う。

そして聞く順序ですが、最初の打ち手の相談は直属の上司ですが、実際プロジェクトを進めていくのは発注部署であったり生産会社さんです。このように実際のプロジェクトを進行させるうえで抑えておきたいポイントは解決すべき課題を絞り込んでおくということです。

上の例で説明すると発注部署や生産会社さんと話をする上で、「生産の仕方が課題」ということを絞って話を進めるということです。やってはいけないことは「利益率を上げる」というやるべきことに着眼して打ち合わせをしていくと、せっかく出した改善点の「生産の仕方」がいやいや、販促活動が問題なんじゃないの?みたいな振り出しに戻る議論などになってしまうからです。そうするとプロジェクト自体が前に進まなくなるので、進行の度合いによって聞く順序と聞く相手、聞く内容が大切になってきます。発注や生産の専門家たちとマーケティングの話をしたところで成果は出にくくなってしまいます。 実際プロジェクトを進めていくとここら辺の相互関係が分かりづらくなってしまうので意外とできてない方もいるというのが実際仕事したうえでの感想です。

・モチベーションの高い人を見つける

最後にチームビルディングのテクニック的な話になります。ある程度仕事の進め方が見えてくるとやる気がなくてもやるべきことが明確になってくるのであとは淡々とこなすだけになるのですが、僕が最後のエッセンスとして大事にしていたのが、ミーティングなどを通じてやる気のある人を見繕っておくということをしてました。やる気は貴重な資源ですので他人のやる気に火をつけてそれで自分のやる気にも火を起こすといった何とも他力本願的なやり方です。

他部署や他社さんの中でも、ビジョンと課題認識をそろえていくと実は同じ課題認識を持っていた!という人が数名現れてきます。そういった人は普段もどかしいを思いをしながら仕事している人が多いのでプロジェクトに普段の自分のモヤモヤを発散させるチャンス!とばかりに協力的になってくれます。 なので僕は会話をしている中での相槌や表情を見ながら、やる気のありそうな方に「これってどう思います?」的な質問を投げかけてました。「実は私も同じことを思ってました!実際に…」みたいな返事が来るとしめたものです。同じ志を持つ同志がいるとチームとして推進力が上がるのと、アイデアなども活発になってきます。そうすると自分の中で隠れていたやる気が顔を出してきて自分の意欲も上がってくるといった流れになります。

私の受け持っていたプロジェクトは結果的にはコロナ等の状況によって狙っていた成果を全てクリアした訳ではありませんでしたが、ビジョンや課題認識をそれぞれのキーパーソンと握って進めることで軌道修正もしやすかったですし、自分のやっていることが上司や同僚に伝わりやすくなったため一定の評価を得ることができました。過程が間違っていないというのは自分の中の成功体験として自信につながってくるので、現在は違う部署にいるものの同じような考え方でやる気に頼らないで仕事をよい方向に進めることに役立っております。

ということで今回も長くなりました。。。

今日も皆様と私にとって良い一日でありますよーに祈念しながら一日を楽しみたいと思います!

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